「日々の指針」
 ー 西園寺 昌美 著

天命がある

1.

牡丹の種は、野に咲く楚々とした可憐な花を羨ましがり、その花を咲かせようとしても咲かせることが出来ない。牡丹の種はあくまでも美しく色鮮やかな見事な花を咲かすことが、牡丹の天命なのである。それと同じように人もみなひとりひとりが、その人なりの天命を持っており、その人はその人の天命を完うしていかなければならないのである。人の真似をせず、人を羨ましがらずに、自分自身の天命をはっきり見出して生きてゆくことこそ、本来の道なのである。

2.

あなたの輝く光で多くの悩める人々を照らしてあげなさい。人々はあなたの光を求めている。あなたを力として慕っている。あなたの祈る世界平和の祈りは、多くの悩める人々をひきつける。何も与える必要もない。唯、黙って相手の天命が完うされるよう、祈ってあげるだけでよい。人々の憂いにみちた顔は喜びに充たされ、人々は安らぎを得るであろう。

3.

われわれが天から与えられているものは何か。愛、真、美、喜び、素直、明るさなどである。悪、闘争、醜さ、暗さ、悩み、恐れ、不安、苦しみなどは天から与えられたものではなく、自分たちが各々勝手に創り出したものである。天から与えられたものをそのまま素直に受けさえすれば、それでよい。そうすればすべてが自然に整い、順調に人生航路を歩んでゆけるのである。

4.

あなたは何らかの使命を神から与えられ、この世に誕生してきた。今現在置かれている環境そのものが、今のあなたの尊い使命なのであるということを忘れてはならない。それはあなたにとって、ほんのとるに足らない些細な使命であるかもしれない。

だがその小さな使命遂行の積み重ねによって、大なる使命に至るのである。どのような環境をも決しておろそかにしてはならない。

書籍「日々の指針」(日本語/Japanese) 西園寺 昌美 著

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