「日々の指針」
 ー 西園寺 昌美 著

必ず解決の道はある

1.

今がどんなに苦しくても、どんなに辛くても、またどんな絶望的な状態であったにしろ、必ず一筋の光は射しこんでくるものだ。生きていさえすれば、必ず解決の道はつくものなのだ。絶対に救われの道はある。必ず今の苦境の状況から抜け出すことが出来る。どんな唯物論者でさえ、無神論者でさえ、神は救いの手を差しのべられているのである。自分自らの手で解決の道を断念しない限り、また自らの手で滅茶苦茶に破壊しない限り、必ずどんな人でさえも、その苦悩、悲嘆、絶体絶命の境地から抜け出すことが出来るのである。必ず守護神様を通して、身内か友達か、また見ずしらずの援護者が現れてくるものである。一番私が恐れているのは、自らの心を自らの力で駄目にして、諦めてゆくことだ。あくまでも自分の心の中に、突破していこうとする心がある限り、百パーセント乗り越えられることが出来る。絶対に!

2.

一人でいるから孤独なのではない。家族の中にあっても、友人の中にあっても、恋人といてさえも孤独な人は結構いる。孤独とは心が充たされない状態をいう。一人で住んでいても何らか人の為に役立っている人々は、心にいささかの孤独感もない。孤独になりたくなければ、どんなことでもよい、人の為に尽すことだ。

3.

今や世界中のあらゆる人達が国境、人種、思想、宗教を超えて世界平和の祈りを祈りはじめるようになってきた。天命を、理想を、夢を見失っていた人類にとって、これは画期的なことであり、歴史始まって以来のことであり、まさしく待ち望んでいた大いなる神のお導きといわざるを得ない。宇宙の法則に乗り遅れないよう、己れを磨き霊性を輝かしていこう。

4.

世界平和の祈りを祈っている人達をよくみてほしい、彼らの顔を、彼らの行動を、彼らの生き方を。何と自信に充ち溢れていることか。何と嬉々として輝いていることか。何と幸せそうか。それは充実した生き方をしている者達だけに与えられる神の祝福である。何も弁解することはない。ただ神を信ずればよい。ただそれだけでよい。黙っていわれるままに世界平和の祈りに徹すればそれだけでよい。いずれあなたも彼らの仲間に入れるであろう。

書籍「日々の指針」(日本語/Japanese) 西園寺 昌美 著

おすすめの記事